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痕跡本の世界 古本に残された不思議な何か (ちくま文庫) [ 古沢和宏 ]

古本に残された不思議な何か ちくま文庫 古沢和宏 筑摩書房コンセキボン ノ セカイ フルサワ,カズヒロ 発行年月:2015年06月10日 ページ数:269p サイズ:文庫 ISBN:9784480432803 古沢和宏(フルサワカズヒロ) 1979年滋賀県生まれ。

「古書五っ葉文庫」店主。

名古屋造形大学在学中に『痕跡本』の魅力に目ざめ、卒業後、愛知県犬山市のギャラリー「キワマリ荘」内で古本屋「古書五っ葉文庫」オープン。

その後「キワマリ荘」の運営も引き継ぎ今に至る。

犬山の城下町を舞台にしたブックフェスティバル「ブックマークイヌヤマ」を主催したほか、日本各地で古本や痕跡本にまつわるイベントを多数開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 痕跡本を語る(あこがれのかたちー『クリックー佐藤雅彦超・短編集』/愛情の上書きー『アンガスとねこ』 ほか)/第2章 痕跡本を聴く(不器用な先輩は、ただ無言で本を置くー『演技入門』/田舎者の苦悩ー『管理人の飼猫』 ほか)/第3章 痕跡本、様々なかたち(裏返し本のコワさ/本をカスタマイズする人々 ほか)/第4章 痕跡本、それから(「痕跡」は、本が一番面白い/自費出版本について ほか) 古本の中には、元の持ち主によるメモ、付箋などが残っていたり、手紙や写真が挟まっているものがある。

著者は様々な痕跡からドラマを夢想する。

童話集に挟まれたラブレターから二人のその後を、女学生の名前から百合的なドラマを…。

そして痕跡本を持ち主に返す旅に著者は出かけ、持ち主に会うことに!「痕跡本」を通して本と人との関係性を考える一冊。

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